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2010/07/19: 連載小説『マイドナーデイズ』第21章~最終話~アップ

【冒頭文】


レシピエント、ドナー双方の二回目の同意書を提出し、
父親と絵美はホテルへ戻って行った。
純哉は部屋に戻り、
ベッドの上から窓の外の暗闇を見つめていた。
その暗闇を、次に光が覆い尽くした日、
純哉の肝臓が母親へ移植される。


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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第21章

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2010/07/12: 連載小説『マイドナーデイズ』第20章アップ

【冒頭文】


時刻が午後七時にさしかかろうとしていたとき、父親が部屋に入ってきた。
「純哉、先生方準備ができたそうだ。行こうか」
 立ち上がった純哉の肩を父親が軽く抱いた。
「父さんとこんなふうに触れ合ったのはいつが最後だったんだろう」、
純哉は遥か遠い、まだ自分が子供だったころのことを思っていた。

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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第20章

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2010/07/05: 連載小説『マイドナーデイズ』第19章アップ

【冒頭文】

翌日は朝から七本の採血を行った。
みるみる抜かれていく血を見て、
純哉はそれだけで貧血になりそうな気がしていた。


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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第19章

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2010/06/28: 連載小説『マイドナーデイズ』第18章アップ

【冒頭文】

「忘れ物無い?大丈夫?」
「うん、と、あぁ待って待って、ポータブルプレーヤー入れてないや」
「ちょっとアンタ早くしなさいよね。
 なんで二度寝とかするわけ?アンタ緊張感とか無いの?」
「はぁ?緊張感?あるに決まってるだろ、あのさ」
「おい、どうでもいいけど早くしろ。十四時に病院だぞ」
「だって姉ちゃんが」
「うん、聞いてやるから車の中で話せ」
母親の入院から二週間後、手術の二日前、純哉が入院する日がやってきた。
純哉には特に必要とされる検査も無かったことと、
できる限り入院期間を短くしたい、という純哉の希望により、
手術前々日の入院となった。

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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第18章

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2010/06/21: 連載小説『マイドナーデイズ』第17章アップ

【冒頭文】

母親は入院するまでの間に二度痛みを訴えた。
一度は父親が横に寝ているときで、
父親は明け方近くまで背中をさすっていた。
二度目は日中、純哉だけが家にいるときトイレの近くでうずくまっていた。
慌てて「救急車呼ぶ?」と聞いたが母親は首を振って
「少し背中をさすってちょうだい」と言った。
背中をさすっていると母親の容態は次第に落ち着きを取り戻し、
安らかな表情になっていった。
眠ったのかな?そう純哉が思ったとき母親が、
「腹水がね、なければ楽になれそうなんだけどね」と小さな声で言った。

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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第17章

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2010/06/14: 連載小説『マイドナーデイズ』第16章アップ

【冒頭文】

検査結果が出たとの連絡があったのは次の週だった。
純哉と絵美は二人、車で大学病院へ向かった。
元々、父親も行く予定だったのだが、その前夜、母親が不調を訴え、
一日安静にさせようと父親がついていることになった。
限られた時間が、どんどんリミットに近づいている、純哉はそう感じていた。

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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第16章

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2010/06/07: 連載小説『マイドナーデイズ』第15章アップ

【冒頭文】

翌週、純哉はひとり大学病院を訪れた。
絵美が「会社休んでついていこうか?」と言ったが、
「子供じゃあるまいし、ひとりでいいよ」と断った。
「あ、子供じゃなかったんだ、純くん」、からかわれて純哉は赤くなった。
病院に着くと受付で担当看護師が待っていてくれた。
「遠かったでしょう、大変でしたね」
彼女はとても感じがよく、純哉は安心感を憶えた。
命に近づけば近づくほど、「人」の大切さを感じていた。
総合受付を済ませ、一旦移植外科の外来受付を経て、
検査の一日が始まった。


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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第15章

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2010/05/31: 連載小説『マイドナーデイズ』第14章アップ

【冒頭文】

家に帰り着くと、ちょうど絵美も帰ってきたところだった。
「あれ?絵美姉ちゃん、早くない?」
「うん、ちょっと具合悪くてね、早退させてもらった」
「そうか、何かいるものあるか?」
「ない。ねぇ純哉、移植のことなんだけど」
純哉は絵美を見て思った。
きっと真面目な絵美はずっとそのことを考えていたんだろうと。
何となく痩せてしまっている気がした。

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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第14章

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2010/05/24: 連載小説『マイドナーデイズ』第13章アップ

【冒頭文】
堤防からの帰り、ふと思い立って街中へ出かけた。
純哉の地元は西側一面が海に面しており、
海と市街地は徒歩で行き来することができるくらい近い距離にあった。
「昔行ったなぁ。自然と都市との距離感がヴァンクーバーみたいなんですよね」、
東京の不動産屋で働いていたとき、
海外に三年赴任して戻ってきたばかりだ、という客の男からそんな話を聞いた。
いくつかのマンションを案内する道中、お互いの地元の話になり、
純哉の出身地を告げると客の男は何故か嬉しそうにそう言った。
ヴァンクーバーが何処にあるかも純哉は知らなかったが、
何となく誇らしい気持ちになった。


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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第13章

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2010/05/17: 連載小説『マイドナーデイズ』第12章アップ

【冒頭文】
インフォームドコンセントを受けてから約一ヶ月が経ち、
季節は夏から秋へと移り変わっていた。
あれから家族で、幾度も話し合いの場が持たれたのだが、
あの日、病院を訪れる前には決まっていたはずの答に
辿り着くことができなくなっていた。

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続きはコチラから ⇒『マイドナーデイズ』第12章

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